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ヴァシュロン・コンスタンタン フィフティーシックス・オートマティック 4600E/000A-B487

2024/07/26

ヴァシュロン・コンスタンタン で唯一100万円台で購入可能なモデル

 

ヴァシュロン・コンスタンタン フィフティーシックス・オートマティック 4600E/000A-B487 は、1956年の「リファレンス6073」からインスピレーションを受けデザインされたモデルで、本モデル用に開発されたブルーダイヤルは「ペトロールブルー」と命名され、2019年より新たに追加された。

時計メーカーの老舗であり、世界三大時計メーカーでもある ヴァシュロン・コンスタンタン は雲上メーカーの代表的な存在であるわけだが、本モデルのフィフティーシックス・オートマティック 4600E/000A-B487 は100万円代で購入可能なモデルでありながら、ヴァシュロン・コンスタンタン の象徴でありムーブメントの歯車の形に由来するシンボルマーク「マルタ十字」の4枝をモチーフをケースとラグのデザインに取り込んだモデルである。

一見して、ベゼルにわかりやすい「マルタ十字」が組み込まれた「オーヴァーシーズ」シリーズと比べると“どこに「マルタ十字」があるのか?”と思う方もおられるとは思うが、ラグに「マルタ十字」の4枝が配置された「リファレンス6073」からインスピレーションを受けた本モデルも同様、ラグの4カ所に「マルタ十字」の4枝デザインが配置されており(Y時の4枝、下部の頂点を中心に4つ均等に配置すると「マルタ十字」になる)、ヴァシュロン・コンスタンタン 伝統のデザインを継承しつつ、クラッシック感とラグジュアリーデザインを取り入れたモデルといえる。

トップブランドとしての秀逸なモデル

 

カジュアルからスーツまでこなせるスタンダードデザインではあるが、ダイヤやローマ数字を用いていないため、ドレスウォッチとは違った立ち位置の存在として、オールマイティに着用できるモデルといえ、ケースサイドはリューズガードとは言えない程度にリューズが半分埋め込まれたデザインとなっており、スポーティさを醸し出していることもあって、幅広いシーンで使用できるモデルであろう。

ダイヤルの中央はオパーリン仕上げ、外縁はサンレイ仕上げになっており、ペンシル型の針は幅広の夜光となり、カジュアル感とクラシカルなイメージを与える存在となっており、インデックスと針にはホワイトゴールドが使用され、些細な部分にもトップブランドの心意気を感じる。

ベルトはアリゲーターレザーで中央ラインは、しっかりとした肉厚な構造となっており質感が高く、手首によくなじむ柔らかなレザーであり、バックルは ヴァシュロン・コンスタンタン の象徴である「マルタ十字」があしらわれており、ヴァシュロンらしさを主張するだけでなく、プッシュボタン式バックルを使用することで、Dバックルにありがちな“着脱とはめ込みの硬さ”を解消することとなる優秀な気配りといえるだろう。

ケース裏側のサファイアクリスタルバックからは、通称「リシュモンキャリバー」といわれる Cal.1904MC をベースに ヴァシュロン・コンスタンタン が細部まで面取りと磨きを実施し、ローターには肉抜きかつ鏡面仕上げされた22Kのローターが使用され Cal.1326 として加工技術の高さと細部まで気配りが感じられるムーブメントを眺めることができる。


ヴァシュロン・コンスタンタンのエントリーモデルとして

 

フィフティーシックスシリーズには、オートマティック、デイデイト、コンプリートカレンダーなど様々なモデルがあり、4600E/000A-B487 はスタンダードデザインではあるものの、存在感はやはり雲上時計メーカーであることもあって、上質な好印象を与えるモデルといえ、比較的手が届きやすい価格設定ではあるが、細部であっても高品質な素材使用や細部へのこだわりは他に類を見ない価値の提供といえる。

フィフティーシックスシリーズは、多用途デザインということで注目を集めるモデルであり、シンプルデザインでありながらケース厚9.6mmの薄型、3針のカジュアルドレスウォッチとして、さりげなくも見る人に存在感と好印象を与えるモデルであり、日常使いにおいても上品かつスタイリッシュな雰囲気を演出する時計であるといえ、世界3大時計メーカーである ヴァシュロン・コンスタンタン を手の届く範囲で購入することが可能な本モデル。

昨今では手に入りずらいという情報もあり、見かけた際にはぜひ検討すべき一本であるといえるだろう。